登場人物

妖ノ宮とその親族   妖ノ宮  神流河正義  妖ノ宮の兄弟(継義、詮義、極楽丸、翠)
四天王   神流河本紀  伽藍  加治鳩羽  五光夢路
若四獅   御月佐和人  積興之介  数奇若  狐塚聖
四花撰   土岐典三  子柴伊摩利  御舟幸之進  六条院御影
観察者   久米川輝治  夜光
サブキャラクター   政争に関わる人物  物語に関わる人物



※やや個人的な見解が入っていることがあります。解釈は人ぞれぞれなので、参考程度に。
ストーリーに関する『重要な』ネタバレはしないよう心がけておりますが、
設定自体がネタバレに繋がるおそれのある人物もいますので注意してください。






妖ノ宮とその親族

志半ばでこの世を去った覇乱王こと正義には五人の子がいた。長男・継義は最有力後継者であったが、父と共に死去してしまい“頭”を失った神流河は混乱を余儀無くされる。
残された重臣たちは我こそが国の実権を握ろうと、支配権を得るための大義名分――傀儡として後継者候補となる四人の遺児を抱える。妖ノ宮はその一人である。


【妖ノ宮】   【神流河正義】   【妖ノ宮の兄弟(継義、詮義、極楽丸、翠)】





あやしのみや
妖ノ宮

プレイヤーキャラであり主人公。覇乱王・正義の長女で十六歳。
父が死んだことにより遺児として後継者争いに巻き込まれることとなる。妖を母にもつ半妖で、人目に触れられることなく育てられ、世間では様々な噂をされ「妖ノ宮」と恐れられている。その真実は噂通りの恐ろしい妖姫なのか、心優しい普通の女の子なのか、それを決めるのはプレイヤー次第。
性格は選択肢によって大きく異なるが、自分の置かれた状況への理解が早く、どんな展開にも適応能力がある。






かんながわ・まさよし
神流河 正義   (声:中田譲治)

妖ノ宮の父で戦士国家『神流河国』の棟梁。強烈なカリスマ性と軍の才を持ち、八蔓の中央に巨大な都“百錬京”を築いた「覇乱王」と称される梟雄。
恐るべき快進撃で天下統一を目前に控えていたが、ある新月の夜、突然寝所が燃え上がり正義は志半ばで命を落とす。覇乱王を失った神流河の内政は乱れ、他国が侵攻の機会を窺い始める。覇乱王の重臣である四天王たちはそれぞれ正義の遺児を奉戴し、次期神流河の覇権を握ろうとする。『四天相克』の始まりである。
性格は開幕の台詞と人々の話からしか窺えないが、破天荒で古い考えに囚われない苛烈果断な人物で、軍事に関しては天才だがあまり国政を顧みなかったらしい。才能なき者は「無価値」と評するなど優しさに欠ける面があり、妖ノ宮ともほとんど面識がない。






かんながわ・つぐよし
神流河 継義

正義の長男。享年二十四歳。
将来有望な若者たち『若四獅』を従え、父の補佐役を務めた。家中の人望も厚く覇乱王の跡継ぎとして遜色のない人物であったが、父と共に死去する。
正義と違って語る者が少ないため人物像には謎が多く、ゲーム中では風貌も明らかになっていない。苛烈な改革者である父とは対照的に、柔和なまとめ役だったようだ。




かんながわ・あきよし
神流河 詮義

正義の次男。二十二歳。
四天王に覇乱王の後継者として担ぎ上げられる。本来なら後継者第一位なのだが、偏った性格で人気が低い。自称「政治の天才」と言っているが、勝利した際には「(政治が)面倒なこと」とも言っている。妖ノ宮のことは見下している。
妖ノ宮の後ろ盾が夢路の時は本紀が、それ以外は夢路が後ろ盾になっている。




ごくらくまる
極楽丸

正義の三男。十歳。
四天王に覇乱王の後継者として担ぎ上げられる。まだ幼いながらも、負けず嫌いの性分は「若き日の覇乱王に似ている」と有望視されている。妖ノ宮を「王様になって」と言ったり「優しい姉ちゃん」と慕っているような様子もあるが、処刑を命じた際には烈しく罵ったり、自派が勝利した時には他の遺児の処断を頼むなど、苛烈な面がある。
妖ノ宮の後ろ盾が鳩羽の時は本紀が、それ以外は鳩羽が後ろ盾になっている。




すい


正義の末女。十歳。
四天王に覇乱王の後継者として担ぎ上げられる。まだ幼さが残る姫だが、神流河家の者としてきちんと教育されており、大人びた発言も見受けられる。穏やかな性格で、妖ノ宮のことを慕っている。
妖ノ宮の後ろ盾が伽藍の時は本紀が、それ以外は伽藍が後ろ盾になっている。伽藍とは「叶えるに足る理想」と仲良くやっているようだが、本紀に対しては冷たい態度をとることもある。







【上部へ】










してんのう
四天王

覇乱王の覇業を支えていた四人の重臣。覇乱王の死後は協力ではなく対立を選び、それぞれ遺児を担ぎ上げて神流河の実権を握ろうとする。
『四天相克』という状況を成立させるために、四天王は「どこかしらの欠点」を特に強調されている。


【神流河本紀】   【伽藍】   【加治鳩羽】   【五光夢路】





かんながわ・もとのり
神流河 本紀   (声:中田譲治)

正義の叔父で、妖ノ宮たち遺児にとっては大叔父にあたる。七十歳。
神流河家の最長老で、国政を司り国が中央に移されるより前から覇乱王の補佐をしていた。地味ではあるが慎重で堅実な政治を行う実力者で、覇乱王の死後は神流河の大黒柱として国内の混乱を治めようと尽力する。四天相克時の本拠は百錬京の風雲城(覇乱王の居城)。
四天王の中では次期後継者として最も有力とされているが、高齢で健康面に問題があるため将来的に不安視されている。内政安定を重視し、戦は戦を生むだけで国を疲弊させるばかりと考えて軍人である鳩羽とは対立している。
妖ノ宮のことは「妖しい生まれ」として毛嫌いしており、接する態度も厳しい。基本的には妖ノ宮だけではなく何ものに対しても厳格だが、息子や馴染みの芸者には柔らかく優しい面も見せる。考え方が固く新しいものを好まないが佐和人いわく「話せば分かる人」で、将来性がある若者の実力を次第に認めていく。






がらん
伽藍   (声:中井和哉)

森の妖をまとめる“森長”。三百歳を超える天狼。
畏怖と断絶の歴史であった人と妖の垣根を打ち砕いた覇乱王に魅せられ、「人と妖の共存」という理想を夢見るようになる。共存のための行動を何度か試みるが、準備不十分で失敗している。掲る理想や四天王という立場上、人間と妖の間にトラブルが起こってもあまり強気な行動を起こせないことから、妖の中にも伽藍に不満を持つ者が多い。妖を憎み執拗に排除しようとする夢路とは度々衝突する。
覇乱王との同盟で人間が入れなかった妖の森を開き、神流河国拡大の一端を担ったことから四天王としての発言力は大きいが、人の世の政治には疎く、口先を戦わせる(口論)のが苦手で立場が弱くなりやすい。四天相克時の本拠は波斯の森の屋敷。
半妖である妖ノ宮に対しては「理想の体現者」として好意的に接し、他者が後ろ盾の時は心配するような手紙を送ったりする。物言いが大仰で気難しそうだが、根は繊細で子供のような一面も。理想論者で長寿の大妖にも関わらず、物事を焦り過ぎるという精神的な青さがある。






かじ・はとば
加治 鳩羽   (声:置鮎龍太郎)

神流河の軍事を司る将軍。戦術戦略に長けている“戦争の天才”。三十四歳。
かつて八蔓一の強国であった『艶葉国』に仕え、神流河を苦しめていたが覇乱王の采配に敗北。祖国が神流河に取り込まれた際、子飼いの兵たちと共に覇乱王に降った。降将にも関わらず才能を買われ将軍職を与えられたことで、鳩羽も覇乱王の軍略の才を尊敬し神流河に忠誠を誓っている。
覇乱王の死後は混乱に乗じて侵攻を開始した古閑国を相手に最前線で戦う。そのため政争とは最も遠い位置にあり、また“敵国の降将”であることから裏切るのではないかと懸念されており人望は低い。四天相克時の本拠は南風地方の陣地。古閑軍との戦況によって移動するようだ。
国防を重視し軍事的な国力拡大を唱えているため、戦を軽んじるところがある本紀とは対立している。猛将であり戦いでケリをつけようとする好戦的な考え方ではあるが、誠実で比較的控えめな性格。女性の扱いに関しては不器用で、他人に流されやすい面もある。妖ノ宮に対しては特にこれといった感情を持っておらず、後ろ盾になったのも「たまたま自分の手の届く所にいた」から。





ごこう・ゆめじ
五光 夢路   (声:松本保典)

妖退治専門の組織『赤月』の総長。二十九歳。
本来『赤月』は調停に属するものだったが、覇乱王に心酔した夢路が組織ごと神流河の配下に加わる。四天相克時の本拠は百錬京はずれにある赤月本部。
術具も真名喚起も使わず強力な火術を扱うことができ、「紅蓮の夢路」と恐れられる。妖を忌み嫌っており、執拗に排除しようとするため伽藍とは対立している。
歳のわりには子供じみており、気紛れで傍若無人な性格。精神面が不安定で感情の起伏が烈しく、加虐的。気に入らないものは敵味方問わず燃やそうとする。色事にはやや不慣れな模様。
父のように慕っていた覇乱王が死んだ後は三日三晩嘆き悲しみの果てにある悲願を抱く。妖ノ宮の後ろ盾になったのはその“計画”に利用するためである。半妖で覇乱王の娘である妖ノ宮に対しては憎悪の感情を向け、部屋に閉じ込めて発言を許さなかったり暴力をふるったりすることもあるが……。


















わかしし
若四獅

覇乱王に才能を見出された将来有望な四人の若者。かつては継義の側近くに仕え“次代の四天王”と目されていたが、覇乱王の死後はその地位を失ったため権威や覇気はさほど高くない。
今はそれぞれ四天王の派閥に属し、彼らの動向には注目が集まっている。


【御月佐和人】   【積興之介】   【数奇若】   【狐塚聖】





みつき・さわと
御月 佐和人   (声:宮野真守)

神流河国の内務官僚。十七歳の文官。
御月家は長年神流河を支えてきた武官の名家であったが、佐和人は「自分に武術は向かない」と文官の道を極めることを選ぶ。優秀な仕事ぶりを認められ、若くして年配の官僚たちと肩を並べるほどに出世し、若四獅と呼ばれるようになった。覇乱王の死後は一介の文官に戻り、本紀の下で内政の混乱による山積みの仕事に悩殺される日々を送っている。
覇乱王の覚えがめでたかった父親の縁で幼き頃の妖ノ宮を一時期預かっていたことがあり、年が近い佐和人は遊び相手であった。その頃から妖ノ宮を恋い慕っており、「一人前の官僚となって姫を妻にむかえる」という夢を抱く。
実直真面目で誠実な性格ではあるがただの善人ではなく、「職業の裏事情」に対して独特の倫理を持ち、それを利用する強かな面もある。出世欲はあるがあくまで“夢”のためであって、政治や権力に対する野心はない。
妖ノ宮に対しては非常に純粋一途な想いを寄せているが、その思い詰め方は危うい部分も。






せき・こうのすけ
積 興之介   (声:森久保祥太郎)

自称『神流河の一番星』。二十七歳。
未来を「読む」不思議な力を持ち、予言で人々を助け、短い間ではあったが若四獅として継義に仕えていた。覇乱王や継義の死も見えていたらしい。幼い頃に両親を失い、神流河の兵に拾われた興之介は「神流河を裏切れない」と言う。
覇乱王の死後は「妖ばかりで勝負が見えているから、一人ぐらいは人間の味方がいてもいい」という理由から、伽藍勢力に所属している。気さくで飄々としており、町の女性からは人気を集めている。その正体は謎が多く、興之介自身のことや何故未来が読めるのかなどと聞いても、適当にはぐらかしてしまう。軽い口調と常に余裕のある態度で、本心を他人に悟らせない。
かなりの実力者で、未来を「読む」力をもって護衛として妖ノ宮に接触。贈り物をしたり供に町に繰り出すなど友好的に接してくるが、それにはある“目的”が……。






すきわか
数奇若   (声:高木俊)

まだ十六歳の少年でありながら、戦略の才に長け、戦に重用されている。
もとは古閑と南風の国境に暮らす猟師の息子で、継義に山の案内をしているうちに才能を見出され、近衛若衆となり、若四獅として継義の側に仕えた。覇乱王の死後は、国境防衛を務める鳩羽に協力している。
山に関する土地勘や知識に優れ、人を見る目や敵の動きに対しても天性の直感が働く。行動力が高く、巷の噂話にも詳しい。鳩羽からは「天才」と評されているが、まだ若く未熟なため大軍を任せるには不安な要素もあると言う。「誇りに思える人の信じる未来の手伝いをできたら」と考えており、成り上がろうとする野心がないため「大きな器にはなれない」とも評される。
明るく屈託の無い性格で子供っぽい面もあるが、指揮をとるにあたって人の命を預かるという責任感は強く、命の遣り取りに関してはシビアな考え方も持っている。甘いものが好き。巷では「粋でいなせ」と評判。
歳が近く気が合うためか佐和人とは良き友人。その佐和人がよく話題にしていた妖ノ宮に興味を持ち、過酷な状況の中の姫を少しでも元気付けてあげられないかと、友好的に接してくる。






こづか・ひじり
狐塚 聖   (声:近藤隆)

妖狐を母にもつ半妖の陰陽師。「人間に仇なす妖は皆殺し」と考え、退魔を生業としている。妖の血を引くため術力が高く、札を用いて妖の術で攻撃する。読心術や捜索術など、補助的な術は苦手とする。
覇乱王の死後は同じ妖退治を生業とする赤月と派を同じとするが、夢路が半妖である聖を忌み嫌っており、また聖も人の集団に属する気がないので協力関係は薄い。
もとより母性といった情愛を持たぬ妖狐の母親に半ば見捨てられたような状態で育てられたため、孤独に苛まれ他者に心を閉ざしている。コミュニケーションが苦手で、人の話を聞かないところがある。口が悪く無愛想だが、根は純粋で素直になれていないだけのようだ。同じ師のもとで学んだ兄弟子のことは慕っている。
妖ノ宮のことは覇乱王殺しの犯人だと疑い、心を覗いて真相を確かめようと接触する。「覇乱王の死に妖ノ宮が関与している」というのは噂に過ぎないものだが、半妖である自身を忌み嫌い他の妖や半妖を“悪”とすることによって己を“善”にする聖は、妖ノ宮を「神流河に災厄をもたらす大妖」と言って排除しようとする。
耳が弱点で、触られると力が入らなくなってしまう。また、失意の時には耳が垂れる。


















しかせん
四花撰

神流河国内だけではなく八蔓各地の民衆から人気がある四人。
今回の権力争いには直接関わってはいないもの、国家や政治を粋を超えた強い影響力を持っている。その事実が示すとおり個人の権威や覇気は高い。


【土岐典三】   【子柴伊摩利】   【御舟幸之進】   【六条院御影】





とき・てんぞう
土岐 典三   (声:宮田幸季)

異国にある組織『協会』から技術の伝道に派遣されてきた『死是流(しぜる)』の頭目。十八歳。
「すべては人の子らの未来のために」という『協会』の教えを信じ、八蔓の民が豊かに暮らせるよう技術を伝えることを使命とする。八蔓の人々から『死是流』は妙な妖術(技術)を使う不気味な集団と怪しまれているが、それにも関わらず辛抱強く語りかけ続ける。心優しく繊細、まっすぐで情熱的な性格。少しでも多くの人を幸せにしたいと考える献身的・聖人的な精神を持ち、それゆえに理解されにくい時もあり「偽善者」と罵られることも。人の緊張を解すために手品を披露することもある。
かつて自身が犯した“罪”の意識により、霊感などといったあやふやな力を嫌い、確かな科学・技術を強く信じてひたすら使命を果たすことに尽力する。その意志は固く、「使命のため」と割り切って自身を顧みず融通の利かない面がある。
古閑国で教えを広めた典三は神流河国にも技術を伝えにやって来る。そこで妖ノ宮の噂を聞き「半妖と言われている姫が人の生死についてどのように考えているか」と興味を持ち、接触する。






こしば・いまり
子柴 伊摩利   (声:三宅健太)

在田地方の領主で、様々な武勇伝により「英雄」と崇められている。
百年前、飢餓に苦しんでいた民を救うため、岳長・弥五仙を倒し、その血肉を棚田とした。弥五仙の断末魔の呪いによって不老の身となり、現在は百三十歳を越えるという。
皮膚は鉄よりも硬く、毒も効かないその身体は凄まじい怪力を秘めており、拳で戦う。八蔓で最強の存在となり、覇乱王が唯一恐れたと言われる男。
百年を越える歳月を生きてきたからか、懐が深く冷静沈着。「政治は弱き者のためでなくてはならない」と考え、振る舞いは穏やかで紳士的。「自分には妖を倒し、人を殺す暴力しかない」と苦悩しており、それが民のためにではなく強大な力を行使する悦びに呑まれることを恐れている。
人を超えた「英雄」として崇められ多くの民から頼られている伊摩利は良き領主であろうとする一方で、一人の人間として力を御して平和に暮らしたいと望む。半妖の「化け物」と噂され、恐れられているという妖ノ宮には自身と通ずるものを感じている。






みふね・ゆきのしん
御舟 幸之進   (声:高橋直純)

歌、舞、風刺的な寸劇を結合した新たな演芸『歌舞華錬(かぶけれん)』を生み出した十七歳の若き舞踏家で、民衆からの人気が非常に高い。
自身の歌舞華錬に強いこだわりを持っており、内容が気に入らなければ公演の最中でも中断してしまう。演奏には技術以上に感性が必要と考え、感情に任せた「偶然の音楽」を好む。自身のこだわりを楽団員にも求めるが、言葉で表現することが苦手で具体的な支持ができないため、結果思う通りの演奏にならずイライラしてはメンバーとよく衝突してしまう。芸に熱が入ると周りが見えなくなり、トラブルを引き起こすことも。
芸術家肌で気難しく感じるが、気まずいことがあると素直になれなかったり、感情がコロコロ変わるなど根は子供っぽい。好き嫌いが激しく、何かと理由をつけては口にしようとしない。本人の得意料理は「ヤモリ煮込み」。
権力者を嫌う幸之進は「歌舞華錬は弱き民衆のため」というモットーだが、楽団の名をを広めるために妖ノ宮のもとで公演を行うことになる。世界中の人に歌舞華錬を見せるという夢を持ち、いつか大きな行動を起こそうと考えている。
なお、ゲームのOPにもなっている『碧き絆』は歌舞華錬の代表曲。英語の部分の意味は本人にも分かっていないらしい。






ろくじょういん・みかげ
六条院 御影   (声:小西克幸)

優雅であることが美徳とされる貴族社会に生き、「八蔓一の才人にして美男子」と言われる貴公子。二十一歳。
『調停』の有為吟帝の補佐役を務め、直接帝との謁見を許されている八蔓で唯一の人物。帝の意を伝える代理人である御影は貴族たちの長であり、その影響力は非常に大きい。
愛と情との練達者で、多くの姫との噂が耐えない。また、姫たちとの関係はすなわち人脈を意味し、貴族を統括する力となっている。
帝の権威を気にもとめない気難しい貴族たちを従えるには、何より優雅で貴族的であるカリスマ性が必要。多くの姫と関係をもち器用に付き合っていく“あそび”が方法の一つであり、独特の恋愛感を持っている。
御影にとって姫たちと関係を持つことは仕事であるが、「姫は愛でるもの」と考え相手を軽んじることなく真剣に付き合うことを信念としている。付き合う女性には優しく紳士的に接し、甘い言葉を囁く。生まれた時から貴族の社会で暮らしていたため、俗世の者からすれば「世間知らずのおぼっちゃま」のようにも見えるところがある。
四天相克の渦中の神流河の姫で、「半妖」と忌み嫌われている妖ノ宮に興味を持ち、高価な贈り物を持参して接触する。


















かんさつしゃ
観察者

四天相克の渦中、それぞれの思惑や見解で成り行きを見守っている者たち。
表舞台に出ることはなく直接的な影響力は低いが、政治的な要素の一片を握っており、動き方次第で国を大きく左右することも。
四天王だけでなく若四獅、四花撰など影響力の強い者の動向に注目しており、接触を図ることもある。


【久米川輝治】   【夜光】





くめがわ・てるはる
久米川 輝治   (声:樋口健太)

神流河の内務官僚。二十二歳の文官。
佐和人の先輩で、佐和人からは「善いことも悪いことも教わった」と言われる。狡猾で計算高く、権力欲が強い。能力は決して悪くないが自身が思っているほど高くはない、という自信過剰な性格。
覇乱王の死後は本紀から国境の防衛を務める鳩羽の元へ“監視役”として送り込まれる。輝治本人は監視役で終わるつもりはなく、国の混乱に乗じて物資や資金を操り、神流河の支配権を握ろうと裏で策略を巡らせている。その企みが後の四天相克に影響を及ぼすことも……。
様々な噂が囁かれる妖ノ宮にはあまり係わり合いになりたくないようだが、後に彼女を利用しようと考え始める。






やこう
夜光   (声:丹沢晃之)

神流河の情報を集める忍びで、自称「神流河一の知りたがり屋」。四十二歳。
覇乱王からは伽藍と夢路の動きを逐一調べてくるよう任務を与えられており、覇乱王の死後も引き続き任務を続行し、神流河中の情報を集めている。
覇乱王を「良き主だった」と評し、その死後は自身を上手く使いこなしてくれる主を捜している。次期後継者に最も近いとされる本紀に情報を報告しているが、「自身を使いこなせる器ではない」と四天王には期待していない。
物事を客観的に見ており常に冷静で落ち着いているが、調べてきた情報に対して感想を述べるため、非常に独り言が多く、報告の際も余計な口が過ぎたりする。覆面に隠された素顔は、本人曰く「かなりの秘密事項だから命令なしに曝すことはできない」そうだ。
神流河の忍として妖ノ宮に呼ばれれば参上し、命ぜられれば必要な情報を調べて来る。